古き良きヨーロッパ王侯貴族の時代に生まれた最高峰の技術が今、日本の職人によってよみがえる 宝飾史上でも最高峰の時代といわれていたにもかかわらず、現代ではあまりの超絶技巧ゆえに、ほぼ失われた技法ーまるで繊細なレースのように、熟練職人たちが糸鋸を用いて手作業で透かし込んでいく技法「オープンワーク」ーが現代によみがえりました。 コレクションのポイント Lalisse(ラリス)は、繊細な透かし模様が特徴的ですが、熟練職人達が全て手作業で糸鋸を用いて透かし込んで作っています。(必要な線だけを残し、余計な地金を削り取っていくように作っています。)因みに線を後付けで溶接していくような方法だと、これだけ美しく繊細な透かし模様を作ることが出来ません。これだけ繊細な手法を持つ熟練職人は、残念ながら現在ではほぼいません。例えば有名ブランドメゾンの現在のトップの職人であったとしても、一人いるかいないか、というところです。現在確認できるところでは、イギリス王室のお抱えジュエリー職人に数名いるだけと言われています。 メレーダイヤも大変美しく輝いていますが、ダイヤの品質にもこだわっています。品質を落とさないようにしながらも、できる限りお安く提供できるぎりぎりのクオリティでなおかつ安定した供給が可能なものを使用しています。メレーダイヤの品質もさることながら石をより美しく輝かせるための石留めにも拘っています。石のセッティングについても、ラインの太さいっぱいまでしっかりとダイヤが敷き詰められていますので、一般的な同じ大きさの製品と比べて、おおよそ2倍から3倍程度のダイヤが入っています。だから通常の製品より美しく輝くのです。 製品の裏側も全て手作業で丁寧に磨き上げられています。裏面がザラザラとしていたり、曇っていたりすると、表面のダイヤの輝きに影響が出て、輝きが半減してしまいます。細部まで磨き上げるために、工具が入らないところは糸に研磨剤を付けたものを用いて磨き上げていきます。通常の製品と比べると、磨き上げる工程だけでも20倍以上の時間がかけられているのです。